株式会社ABBALab(東京都港区、代表取締役:小笠原治)(以下、ABBALab)は、IoTのハードウェアとサービスを開発するスタートアップに対して、主にプロトタイピングフェイズに投資を行う「ABBALab IoEファンド1号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:株式会社ABBALab)」(以下、本ファンド)を組成し、投資活動を開始しました。
本ファンドの出資者は、Mistletoe株式会社(代表取締役 孫泰蔵)、 Hon Hai venture capital fund “2020” (Director & GP 木村敬治)、双日株式会社(代表取締役社長 佐藤洋二)、さくらインターネット株式会社(代表取締役社長 田中邦裕)、その他投資家で構成されています。
ABBALabはこれまでも、主にハードウェア・スタートアップのプロトタイピングフェイズへの投資を行ってまいりました。本ファンドではABBALabでの投資育成活動をハードウェアに限定せず、IoT/IoE領域のプロダクトやサービスのプロトタイプ・フェイズから投資を行うことで本領域でのスタートアップ土壌を耕し、IoT/IoEスタートアップの発掘と播種を行います。
また、投資先にはシェアファクトリーを中心とした試作・製造拠点を育成の場としたアクセラレーションと共に、成長に合わせたフォローオン投資へ積極的に取り組むことで迅速なプロダクト量産体制の構築やサービスの市場投入を促してまいります。
今後は出資者である事業会社・投資家とともに、IoT/IoEを活用した次世代産業を担うスタートアップの発掘・播種・育成を目指し、世界で勝ち抜ける企業群を輩出してまいります。
本ファンド概要
・名称:ABBALab IoEファンド1号投資事業有限責任組合
・無限責任組合員:株式会社ABBALab
・投資対象 :IoTハードウェア及びサービスを開発するスタートアップ
・投資フェイズ:プロトタイピング、プレシード、シード、シードエクステンション、シリーズAまで。
・運用期間:10年
・ファンド規模:15億円
これまでのABBALabの投資先一覧
・株式会社ノーニューフォークスタジオhttp://no-new-folk.com/
・イクシー株式会社http://exiii.jp/
・株式会社ウィンクルhttp://vinclu.me
・サイマックス株式会社http://symax.jp/ja.html
・株式会社FOVEhttp://www.getfove.com/
・株式会社アップパフォーマhttp://upperforma.com/
・株式会社イヌパシーhttp://inupathy.com/jp/
・株式会社SenSprouthttp://sensprout.com/
・株式会社tsumughttp://tsumug.com
本ファンドの目的とターゲット
投資フェイズと投資金額
(1)株式会社ノーニューフォークスタジオ
http://no-new-folk.com/
「IoT x art」:これまでにないパフォーマンス向けのインタフェースを開発し、新たな表現を創出するための商品の開発販売。
光る靴「Orphe」は9軸モーションセンサー、Bluetoothモジュール、100個以上のフルカラーLEDを内蔵し、靴が光るとともに、スマホのアプリを使い動きに応じたLED制御、音楽演奏、映像演出のコントロールなどを可能とし、ダンスパフォーマンスに新たな表現方法を提供する。特許出願中。
代表者名: 菊川 裕也
所在地: 東京都千代田区 / 設立: 2014年10月
商品販売予定: 2016年 / クラウドファンディングUSD100K越え
(2)イクシー株式会社
http://exiii.jp/
「IoT x オープンソースものづくり」
3Dプリンターを用いた義手の開発とそれらのオープンソースコミュニティを運営
代表者名: 近藤 玄大
所在地: 東京都千代田区 / 設立: 2014年10月
商品販売予定: オープンコミュニティの追求を継続
(3)株式会社ウィンクル
http://vinclu.me
“CRAZY MAKER”をスローガンに掲げるIoTスタートアップ。クレイジーなものを作ることで、クレイジーな人を応援する会社。
好きなキャラクターと一緒に暮らせる世界初のホログラムコミュニケーションロボット「Gatebox」の開発を行っている。
代表者名: 武地 実
所在地: 東京都千代田区 / 設立: 2014年2月
商品販売予定: 未発表
(4)サイマックス株式会社
http://symax.jp/ja.html
「IoT x 健康」IT、バイオ、メカトロの先端技術の融合によるヘルスケア製品・サービスの企画および研究開発、販売ならびにサービス運営。
生活習慣病の予兆を、自宅トイレに設置する簡易デバイスで尿で検知し、アプリサービスで数値や生活アドバイスをもらい未然に発症を防ぐ製品とサービスを開発中。特許出願中。
代表者名: 鶴岡 マリア
所在地: 東京都葛飾区 / 設立: 2014年6月
商品販売予定: 2016年中に双日と実証実験予定
(5)株式会社FOVE
http://www.getfove.com/
世界初の視認追跡型のバーチャルリアリティヘッドマウントディスプレイ「FOVE」を開発中。
「FOVE」は視線追跡機能により、単なるビューワーではなくコントローラーの働きもなし、 また360度映像のレンダリングを効率的に行うことで画像処理負荷を軽減します。
代表者名: 小島 由香
所在地: 米国カリフォルニア州 / 設立: 2014年5月
商品販売予定: 2016年 / シリーズAにて12.3億円の資金調達(2016.3)
(6)株式会社アップパフォーマ
http://upperforma.com/
「IoT x スポーツ」”見えなかったを見えるように”をテーマにIoTハードウェア製品の開発販売。
サッカー選手のためのモーションロガー”Eagle Eye”デバイスとプラットフォームを開発中。低コストでデータサッカーを目指す。
プロ用には導入に1千万円、年間維持費80万円、データ分析1回50万円程の高価なシステムが存在するが、アマチュアチームでも入手可能な価格帯を目指す。
代表者名: 山田 修平
所在地: 京都府京都市 / 設立: 2014年7月
商品販売予定: 2016年
(7)株式会社イヌパシー
http://inupathy.com/jp/
「IoTx共感」:喜びの見える化を通じてコミュニケーションのポジティブスパイラルを生み出し、より楽しく喜びにあふれるコミュニティづくりに寄与する商品とサービスの開発販売を行う。
犬の心拍数や心拍パターンを(剃毛することなく)毛の上から計測し、犬の心理状態(興奮、集中、喜びの度合い)を見えるようにする犬の心拍計ライト「犬パシー」。今までにない飼い主と犬のコミュニケーションをサポートする。特許出願中。
代表者名: 山口 譲二
所在地: 東京都千代田区 / 設立: 2015年3月
商品販売予定: 未発表
(8)株式会社SenSprout
http://sensprout.com/
農業センサーの開発販売、農業に関わるインターネットサービスの開発運用。
インクジェット印刷技術とEnergy Harvestingによる無線給電技術を用いることで実現可能になった、土壌モニタリングのセンサネットワークのコンセプトアプリケーションを開発中。
静電容量の変化を検知できるセンサにより、土の中の水分量を測ることができるほか、葉濡れセンサで降雨も検知することが可能。印刷技術を用いているため、小ロットでも大量生産でも低コストで製作できるという特徴がある。電池交換が不要なためメンテナンスコストも最小限に抑えられるほか、電池の液漏れなどによって土壌を汚染する恐れもない。
大規模農業や高付加価値作物の灌漑の最適化、いつ起きるかわからない地すべりやがけ崩れリスクの評価といった応用が期待できる。
代表者名: 三根 一仁
所在地: 東京都千代田区 / 設立: 2015年1月
商品販売予定: 2016年 / IndiegogoでUSD170K超え
(9)株式会社tsumug
http://tsumug.com
不動産業界に特化したスマートロック、「Sharing Key」の開発、Home IoT含めSharing Economyに関わるサービス運用。物理鍵をなくし、鍵の貸し借りなどの管理業務を軽減し、民泊での活用も目指す。
設置利用者がインターネット環境を用意しなくても、スマートロックの端末に3G/LTE通信機能が搭載されているため、単体での通信が可能。特許出願中。
代表者名: 牧田 恵里
所在地: 東京都千代田区 / 設立: 2015年12月
商品販売予定: 2017年
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株式会社ABBALab / ファンド担当:縣
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